はじめに:当法人の設立趣旨

代表からのご挨拶

Co-Creation our Future

Purpose & Concept

現代社会において、ヒトの時間は極めて貴重な資産です。
しかし、「従来から続く仕事」のなかには、そういった貴重な資産を活かしきれていない状態を長らく続けていたり、縛られてしまっていることが少なくありません。
そのような状態が続くことは、豊かな活動、とりわけイノベーティブな創造の弊害になることもしばしばです。

我々、ScholeDesign は、この状態を「閑暇の欠如」と考えています。

「閑暇をつくる・活かす・楽しむ」

「Schole」は古代ギリシア語で、主にヒトの「閑暇や余暇」を意味し、
転じて「School(学校)」の語源になった、と言われています。

古代ギリシア時代に、「Schole」は非労働者だった有閑階級に限られていたようですが、
近代になると、「労働」はヒトの第一義的な活動と捉えられ、「労働」を除く時間のことを「余暇」と呼ぶようになりました。ヒトは「余暇」の活動としてレジャーを楽しみ、そこで活力を得て、「労働」に勤しむようになりました。
さらに近代では、ヒトに代わって労働する機械やロボットが台頭し、ITシステムや生成AI等によるDX化の進展に伴って、概念的には、ヒトはより多くの余暇を持つことができる時代になってきている、と言えるでしょう。

ところが、現代のヒトは相変わらず「忙しい」状態が続いています。

昨今の「忙しさ」を抜本的に見直すことで、
例えば、仕事の一部を別のヒトにシェアしたり、他の会社にアウトソースしたり、
モノやシステムの余剰を最小化したりすることで、仕事を効果的に効率化できるようになれば、
ヒトは「本来業務」に集中し、「閑暇(や余暇)」の時間を増やすこともできるはずです。

余暇が増えれば、
ヒトが仕事の合間の「余暇」としてレジャーを楽しんだり、
ヒトが人生の「余暇」のなかで学び・遊ぶことができます。
これらは、別のヒトビトが観光業や教育業として「仕事」することで成り立っています。

さらに、教育社会学者の重松(※)が晩年に語った「Schole:閑暇」という訳語を考えれば、
遊びの中にある仕事、仕事の中にある遊び、といったように
「Schole」のあり様を捉え直し・実践することを通じて、より良い豊かな人生を送ることもできるでしょう。
 ※重松俊明「閑暇と人生」1973.3.14

そこで、当社・ScholeDesignは、多様に解釈しうる「Schole:閑暇(余暇も含む)」を起点として、

「閑暇をつくる・活かす・楽しむ」

を活動コンセプトとして、
御社や御社の顧客が本来やりたい・ありたいこと、により集中できる環境を目指し、
従来の仕事の「あたりまえ」を徹底して問い直すことを通じて、皆様の「仕事」をリデザインする、
「Schole:閑暇」を「Design:設計」する活動を実践して参ります。

皆様と皆様の顧客への「仕事」の一助になれば幸いです。

2023年7月吉日
ScholeDesign LLC.
代表・杉本(伊澤)久美

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